決勝
仙台育英(宮城) 8 - 1 下関国際(山口)
東北勢悲願の初優勝
仙台育英は4回に1死3塁のチャンスを作ると、4番・齋藤の適時打で先制。続く5回には1番・橋本と2番・山田の連続適時打で2点を追加した。この5回に仙台育英の戦術が光った。
それは2死1塁の場面で、「ディレードスチール」を仕掛けたのだ。通常の盗塁とは異なるタイミングで盗塁を成功させるというもので、相手に動揺を与えるという狙いが見事に的中し、2死2塁のチャンスを作り適時打に繋いだ。
そして7回には1点を加えた後、尚も1死満塁の場面で5番・岩崎が満塁本塁打を放ち試合を決定づけた。
投げては、先発の斎藤が7回を1失点に抑える好投を見せ、8回から継投した高橋も無失点で締めくくり見事にリリーフ成功に至った。
仙台育英・須江監督:「100年開かなかった扉が開き、多くの人の顔が浮かびました。準決勝で勝ったとき、東北や宮城のみなさんからたくさんのメッセージをもらいました。熱い思いに応えられて何よりです」
「青春はすごく“密”なのに、そういうことはだめだと言われ、活動していてもどこかでストップがかかるなか諦めないでやってくれました。目標になるチームがあったので暗い中でも走っていけました。全国の高校生に拍手して下さい」
「きょうは先発の斎藤が本当によく投げてくれました。2人目の高橋もよく投げてくれて、投げなかった3人もスタンドにいるメンバーもみんながつないだ継投だと思います」
仙台育英・佐藤主将:「最後の大会で大切な仲間と悔し涙ではなく、うれし涙を流すことができ、とても幸せです」
「たくさんの人に支えてもらいましたが、やはり毎日支えてくれた両親に一番感謝したいです」
「メンバーに入っていない選手もメンバーに入った選手と同じくらいの実力があり、日本一の競争がチーム内にあることだと思います」
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