甲子園結果 高校/中学野球

夏の甲子園-大会13日目-

2022夏の甲子園大会13日目

第1試合(準決勝)
仙台育英(宮城) 18 - 4 聖光学院(福島)

大会13日目第1試合スコア

仙台育英が史上初の東北対決を制して決勝へ

準決勝では史上初となる東北勢同士の対戦となった。

聖光学院は1回に1点を先制する。直後の2回に仙台育英の7番秋元の適時打で同点にすると、続くチャンスで先発投手の高橋が左翼線に適時打を放ち逆転に成功。

その後も仙台育英の打線は止まらず、2回だけで7安打、打者14人の猛攻で一挙11得点を奪った。

いつも通り、継投もはまり先発の高橋から湯田、仁田の3投手で聖光学院打線を4点に抑えた。

対する聖光学院は、先発の小林が2回につかまり、2回途中からリリーフ登板したエースの佐山も流れを止めることはできなかった。ただ、6回に3点を奪い反撃を見せるもその3点に終わった。

仙台育英・佐藤主将:「試合後、聖光学院のキャプテンの赤堀颯選手に『同じ東北勢として必ず優勝してほしい』と言われました。東北勢初優勝をして歴史を変えるのは、ことししかありません。取りこぼさずに優勝したいと思います」

仙台育英・須江航監督:「長打で勝ち上がってきたチームではないので、身の丈に合った低い打球でつないでいく意識でやっていこうということを選手が実践してくれて、頼もしかったです。1回に複数失点していたら逆の展開もあり得たので、甲子園の怖さを改めて感じました」

 

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第2試合(準決勝)
近江(滋賀) 2 - 8 下関国際(山口)

大会13日目第2試合スコア

ダークホース・下関国際の勢い止まらず、初の決勝進出

下関国際は1回に、3番仲井の適時打で1点を先制し3回には相手の暴投で2点目をあげた。この後同点に追いつかれたものの、後半6回1死満塁のチャンスを作ると7番・森が2点適時打を放ち再びリードを奪う。さらに7回には犠飛で1点加点。8回には連続スクイズが成功し、3点を追加した。

投げては、思い切った投手起用が功を奏した。プロ注目の最速147キロ左腕・古賀が先発したが、2回に先頭から連続四球を出したタイミングで遊撃手を兼務する仲井にスイッチ。この継投がうまくいき、仲井は近江打線を4回以降無失点で抑える好投を見せた。

一方の近江は注目のエース山田が打っては二塁打を放ち一時同点に追いつき、投げては粘り強い投球で最小失点に抑えた。ただ、6回以降に制球が乱れ下関国際の打線につかまった。

下関国際は、準々決勝でセンバツ優勝の大阪桐蔭を破り、準決勝でセンバツ準優勝の近江を破った。

下関国際・森(決勝打):「1、2打席目は同じ形で打ち取られてしまったので絶対にランナーを返そうと思って打席に入りました。山田陽翔投手はストレートが早いので振り負けないように意識しました。チームのためになってよかったです。決勝も全力で勝ちにいきます」

下関国際・坂原監督:「甲子園というこの大舞台が、彼らを大きく成長させてくれていると思います。山口県の高校野球の誇りを胸に一番いい野球をやりたいと思います」

 

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