夏の甲子園-大会11日目-

第1試合(3回戦)
下関国際(山口) 9 - 3 浜田(島根)

下関国際エース・古賀が6回2死まで相手打線を無安打に抑える投球で、浜田を下す

下関国際は序盤からリードを奪う。まず1回に賀谷が2点適時打を放つと2回にも仲井が2点適時打を放って、序盤に6点を先制する展開に。

先発した古賀は低めに決まるスライダーを軸として、6回2死まで相手打線を無安打に抑える圧巻の投球を見せた。

対する浜田も7回に波田のソロ本塁打などで2点、8回にも1点返すなど反撃を見せたが及ばず、9対3で下関国際が勝利した。

これで下関国際は2018年以来4年ぶりの準々決勝へ進出を決めた。

↓下関国際の地方大会徹底分析

↓浜田の地方大会徹底分析

第2試合(3回戦)
九州学院(熊本) 4 - 0 国学院栃木(栃木)

ヤクルト村上の弟・村上慶太擁する九州学院が12年ぶり3度目の8強入り

九州学院は1回、2死2塁からヤクルト村上宗隆の弟で4番の村上慶太が中前適時打で先制。7回にもチャンスを作り、2死2塁から2番・馬場が右前に適時打を放ち2点目を挙げた。8回には、無死1塁から5番・松下が適時3塁打を放ち、続く6番の後藤も中前適時打を放ち2点を奪った。

投げては、2年生エースの直江が4安打完封の好投を見せ、2回戦で昨夏覇者の智弁和歌山を破った国学院栃木を下した。

九州学院・村上「勝てたことが一番嬉しいです。タイムリーは直江が調子が上がっていない状態だったので、楽にさせようという気持ちで打席に入りました」

↓国学院栃木の地方大会徹底分析

↓九州学院の地方大会徹底分析

第3試合(3回戦)
敦賀気比(福井) 1 - 8 聖光学院(福島)

聖光学院が敦賀気比に快勝で6年ぶりの8強

聖光学院は1回に安打と犠打で1死2塁のチャンスを作ると、3番・安田の右越え2塁打で先制する。ただ、2回に敦賀気比の高見沢が右前安打で出塁し、2死2塁とすると米満の左越え3塁打で一時同点に追いつかれる。

3回の聖光学院の攻撃では、1死1塁とチャンスを作ると、1回に先制の適時打を放っている安田が右翼席へ飛び込む2ラン本塁打を放った。続く4番の三好も左前安打を放ち、敦賀気比先発の上加世田をマウンドから引きずり降ろした。

変わってマウンドに立った1年生左腕の竹下も5回に2四球と聖光学院・赤堀の2点適時3塁打や暴投が続き、一挙4失点と聖光学院が大量リードを奪った。

投げては、先発エースの佐山が制球力のある丁寧な投球を見せて7回までわずか1失点の好投。8回からはリリーフの小林が敦賀気比打線を封じて、聖光学院が8強入りを決めた。

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↓敦賀気比の地方大会徹底分析

第4試合(3回戦)
二松学舎大付(東東京) 0 - 4 大阪桐蔭(大阪)

大阪桐蔭エース川原の完封で最後の8強入り

1回、今大会で初登板となる二松学舎大付の2年生右腕・大矢を攻めて伊藤の左中間2塁打と四球で1死1,3塁のチャンスを作ると、4番・丸山左中間への適時打を放ち先制。尚も、1,3塁から5番・海老根の左前適時打で初回から2点を先制した。

2回には、主将の星子が中前安打と二松学舎大付の失策が絡み1死満塁とチャンスを作り、3番・松尾の犠飛で追加点。

さらに4回には1番・伊藤の二塁打が好走塁も光り3塁まで到達。2死3塁から投手大矢の暴投で4点目を奪った。

その後はリリーフで登板した左腕の布施から追加点は奪えなかったものの、先発したエースの川原が9回を6安打に抑え完封で勝利した。

↓二松学舎大付の地方大会徹底分析

↓大阪桐蔭の地方大会徹底分析